生命保険と保障額 〜お役立ち情報〜 |
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今加入している保険の予定利率は? 保険に加入するとき、その時点での予定利率というのが設定されています。これは、保険会社が預かった保険料を運用する際の予定の利率です。これによって同じ保障でも保険料が大きく変わります。逆に保険料が同じであれば保障額が異なってきます。 例えば、1990年頃の高金利時代に契約をした保険の場合、予定利率5.5%といったものもあります。一方、最近では1.5%前後のものが多いでしょう。これだけの予定利率の違いがあると払込期間30年の年金保険(10年保証付き)場合、予定一率1.5%の保険の保険料は、予定利率5.5%の保険の2.5倍以上にもなることもあります。 ですから、むやみに今加入している保険会社が危ないとか、気に入らないといった理由で安易に保険を解約することは、現在のような低金利時代には注意が必要です。せっかくの利子を棒に振ることになります。 一方予定利率の低い保険の場合には、保険会社の先行きが不安の場合、他の条件を吟味した上で、解約等の行動を考えると良いでしょう。ただ、どの保険会社が危ないかは、非常に難しい問題で、日頃から情報を集めたりする以外にベストの方法はないでしょう。 保険会社が破綻したら・・・保険金はどうなる? 保険会社が破綻した場合の、保険金は、過去の例から見てもケースバイケースでいろいろです。T生命は予定利率を2.6%に変更、予定利率を変更しなかった会社もあります。 一般的には、死亡保険金や入院給付金はあまり減額されず、減額しても数%程度のところが多いようです。一方、年金保険は、期間が長いこともあり、数10%レベルで減額されるケースもあるようです。 保険の目的をもう一度考えよう 保険には下にあげるような目的があるはずです。 @収入に対する万が一に備えた保障です。 これは、収入のある人の年齢や子供の年齢、年金に対する備えなどで異なってきます。人生のステージにより必要保障額は異なってくるわけです。保障額がどれくらい必要かに関しては、このサイトに概算できるシミュレーション(http://www.tsk-web.com/fp/hoken/keisan.htm)がありますので利用してみてください。 A病気やけがの備えた医療保障 最低限の保障の多くは、健康保険によって支えられます。しかし、それでも入院や治療には多くの支出が伴い、これらを補う保障も必要でしょう。医療保険、医療特約、介護保険などがあります。 B老後資金に備える 以前は企業の厚生年金基金や企業年金が十分に用意されており、老後に対する準備はあまり注視されてきませんでしたが、厚生年金基金の破綻など年金制度そのものが揺らいでいる現在、個人の責任で老後に備える必要性が高まってきています。 C子供の成長、住宅の購入に合わせた準備金 子供の教育や住宅の購入には多くの資金が必要です。これらをタイムリーに準備すると同時に収入のある人の万が一に備えた準備をする必要があります。住宅ローンの場合には、一般的にローンのための生命保険が設定されますので、ローン返済のための保険は特に考えなくてもよい場合が多いと思います。 ★普通はこれらの保障を十分に賄える保険に加入したら、保険料だけで多額のものになってしまいます。まずは、これらの保障の中で、現在何を重視すべきと考えるのか? 自分のライススタイルは何を重視することなのか? といったことを考え、バランスを考えなくてななりません。 保険は、往々にして知人に誘われたからとか、何となく保障が必要と思ったからといった理由で加入してしまった人は多いでしょう。こうした保険をもう一度目的に照らし合わせて、どの程度必要なのか検討してみる必要があります。 保険の種類も見直そう 保険の種類には以下のように分類して考えるといいでしょう。 @保障に重点を置く保険 ・・・定期保険・終身保険・定期保険特約付終身保険 A保障性と貯蓄性を組み合わせた保険 ・・・養老保険・定期保険特約付養老保険・生存給付金付的保険 B貯蓄性のある保険 ・・・子供保険、貯蓄保険 C投資性のある保険 ・・・変額保険 こうした保険の種類を、ライフプラン上の目的と併せて考えなくてはなりません。今が保障を重点にすべき状況か、それとも貯蓄を重視すべき時か、または多少はリスクをかけても投資性のあるものを考えられるか? など。 これらは、人生設計の中で変化をしていくものです。さらに、今後のお金の収支も十分に考えなくてはなりません。保険料に圧迫された生活では仕方ありません。これからの長い時間でのお金のマネージメント(やりくり)を見通さなくてはなりません。これらをシミュレートするソフトがこのサイトからダウンロードできます。(http://www.tsk-web.com/fp/fp/f2m_1.15/dlad.htm)ので参考にしてください。 |
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