ライフプラン

マネーマネージメント


人任せからの脱却

会社からの自立

老齢化社会への対応

自分のライフプランは、自分で作る

ライフプランとマネーマネージメント




      

                   § 人任せからの脱却


土地神話の崩壊は、生命保険会社や銀行の存続を危うくし、そこにお金を預けている預金者もおちおちしていられない時代になりました。自分の大事なお金を単に金融機関に預けておけばいい、といったような他人任せなやり方は通用しません。

国の財政危機は、年金の支払いについても不安感をあおっています。また、大手の老舗企業が次々とその経営基盤を危うくし、企業に頼っていれば、給与も年金も安心だといった時代は過去のものになりました。自分の働いたお金を企業に任せておけばいい、といったような他人任せなやり方は通用しません。

生命保険に入る場合でも、保険勧誘員の言葉をほとんど鵜呑みにしてきませんでしたか?どこの保険会社も横並びの同じような商品ばかりの場合には、そういった選択でも間違いはありませんでした。しかし、これからの時代、その選択こそが自分の将来に大きな影響を与えかねません。


 



                     §会社からの自立

これまで最大の他人任せは、「会社に勤めること」そのものだったとも言えます。一度勤めれば、年功序列で給料が上がり、終身雇用が当たり前でした。しかし、今、リストラの名の下に首切りも辞さずといった企業が増え、給与ダウンなどは当たり前の時代です。

退職金もそれなりの金額が期待でき、それを担保に住宅ローンを借り入れするといったことも常套手段でした。しかし、退職金も前払いする方法が増加してきており、前払いされたお金をどのように運用するかは、個人の責任になります。






                  § 老齢化社会への対応

今、厚生年金が危機に陥ろうとしています。多くの企業で、厚生年金、企業年金の積立額が不足しており、将来の支払いに支障をきたす可能性があります。

また、国民年金も将来の破綻を防ごうと種々の施策(多くは給付金の減額)を検討しています。が、それらの多くは、給付金の減額や年金料の値上げ等、明らかに個人の負担が増える方向にあります。
そうした中で、個人の老後は自分で守らなければなりません。401Kは、公的にも個人の責任で年金資金を運用していこうとする試みです。






              § 自分のライフプランは、自分で作る

「自分の人生は自分で作ることくらい、解っている」と言われる方は多いでしょう。しかし、そういった自分の意志を、激動する社会環境の中では、常に自分の目標を見つめ直し、計画修正をして行かなくてはならなりません。その際、金銭面での見直しも当然必要になります。

例えば、結婚する年齢は希望通りいくとは限りません。また、普通の人であれば、親の亡くなる日を想像することはいやなことです。子供が独立した後の、人生をどのように送るのか? 子供の一緒にいる時間が25年、それ以降、余命年齢から見れば30年以上あるのです。

こうした人生におけるイベントを予め想定した行動(=ライフプランニング)と、それを実行するに必要な資金計画(=マネーマネージメント)を実践することが、自分の目標を実現(自己実現)し、さらには心豊かな人生を送ることになります。





              § ライフプランとマネーマネージメント

ラインプランニングを実現するために必要な資金計画がマネーマネージメントです。一般的にマネーマネージメントというと、「いかにしたらお金を増やせるか?どんな投資が儲かるか?」といった投資相談、あるいは「いかにしたらケチケチに暮らす方法があるか?」といったお金そのものに関するものを想像しがちですが、本来マネーマネージメントは、「いかに暮らすか?」「いかに人生を送るか?」を念頭に置き、それに必要な資金をどのように計画し、またどのように使用するか?をプランニングするものです。



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